次世代抗体薬物複合体（ADC）技術の進展における革新性への評価

東京（2025年11月13日）– バイオ医薬品の開発・製造受託サービスをグローバルに提供している味の素バイオファーマサービス（以下「Aji Bio-Pharma」）は、AJICAP®リンカー技術に関する画期的な研究論文が評価され、第12回World ADC Awardsにおいて「Best ADC Preclinical Publication 2024」を受賞しました。

受賞対象となった論文「Exo-Cleavable Linkers: Enhanced Stability and Therapeutic Efficacy in Antibody–Drug Conjugates」は、Journal of Medicinal Chemistry誌に掲載され、AJICAP®部位特異的コンジュゲーション技術を用いたリンカーの設計・合成、ADC調製、生物学的評価、分析結果について詳細に報告しています。本受賞は、Aji Bio-Pharmaがより安定性・精度・効率性に優れたリンカーシステムを開発し、次世代ADC創製を牽引していることを示すものです。論文全文はこちらからご覧いただけます：https://pubs.acs.org/doi/10.1021/acs.jmedchem.4c01251。

味の素株式会社　執行理事バイオファーマサービス事業部長　大竹康之からのコメント「業界の権威であるWorld ADCの選考委員からこのような評価をいただき、大変光栄です。当社のAJICAP®技術は、革新的なADC医薬品をお届けするパートナーを支援し、共に患者様を支えるという当社の取り組みを体現しています。」

World ADC Awardsは、Hanson Wade社が主催し、ADCの探索・開発・製造等の各部門において、その年に最も優れた企業や団体が、世界のバイオ医薬品業界を代表するADC専門家・有識者による審査を通じて選出されます。Aji Bio-Pharmaは「Best ADC Platform Technology」部門にもノミネートされ、さらに今回の賞も受賞しております。

この評価は、Aji Bio-PharmaがADC技術におけるイノベーションを推進し、より安全で効果的な治療法の開発・製造を通じて世界中のパートナーを支援するという継続的な取り組みが反映されています。

味の素バイオファーマサービスについて

味の素バイオファーマサービスはベルギー、米国、日本、インドに拠点を持つフルサービス型の受託開 発・製造組織（CDMO）であり、遺伝子治療、API、大分子・低分子製造を幅広くサポートしています。 高活性 API（HPAPI）、連続フロー製造、オリゴヌクレオチド合成、バイオ触媒、Corynex®タンパク質 発現技術、抗体薬物複合体（ADC）など革新的なプラットフォームと能力を提供し、品質とサービスの 高水準を追求しています。詳細は www.AjiBio-Pharma.comをご覧ください。

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